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2014年08月の記事

女友達 第四十八章







   連続官能小説  女友達 (Girlfriend)




      第四十八章

         
          浴室の性奴 ④




「風呂、入ろうか?」

「うん」


二人はゆっくりと立ち上がると浴室へと入った


「暗いね」

薄暗い浴室で 時折通る車のヘッドライトだけが明るく感じられた


「でも 明るいと 恥かしいんだろう?」

「うん、だって 女の子だもん・・・」

レイは少し恥かしそうに下を向いた


「男だって 恥かしいよ 本当は・・・」

風呂桶で浴槽の湯を汲みながら

シンジが独り言のように小さな声でポツリと言った


〈ザーッ〉

シンジがレイの肩に湯をかけた

お湯が滴り落ち 白く滑らかな肌が水滴を丸い粒にして弾いている

〈ザーッ〉

「私も かけてあげる」

そう言いながらシンジの手から風呂桶を受け取ると浴槽の湯をすくった

〈ザーッ〉

〈ザーッ〉


シンジは浴槽へ入るとレイのほうへ向き直り左手を差し出した

「覚えててくれたんだ・・・」

レイはポツリとそう呟くと右手でシンジの左手を取り浴槽へ足を入れた

二人はゆっくりと湯船に腰を降ろした


〈ザザーッ!〉


浴槽からお湯が溢れた

二人とも言葉を捜して 暫らく沈黙が続いた


「・・・久しぶりだな」

シンジが口を開いた

「ちっちゃい時はいつも一緒に入ってたんだよね」

「あぁ、そうだったな」

「でも よく覚えててくれたね お兄ちゃん」

「大泣きしただろっ あの時」

「だって 痛かったのと ビックリしたのと」

「俺は ひどく母さんに怒られたんだぜ 」

「ふふふっ 悪いのは私なのにね」

「そうだよ」

「石鹸で足がすべって・・・」

「転んで・・・で、俺のせい!」

「もう いいじゃないの 時効よ 時効!」

「それは こっちの台詞だよ・・・まあ 先に石鹸で遊んでたのは俺だから仕方無いけど」

「それから 必ず お兄ちゃんが手をつないでくれるようになったんだよね」

「子供の頃は大きな風呂だと思ってたけど そうでもないな」

「でも 大きなほうじゃないの こうして二人でゆっくり入れるんだから、

   アスカの家のお風呂なんてもっと狭いよ」

「母さんも 入ってたのかな 父さんと・・・」

「お兄ちゃんが生まれる前なら たぶん 入ってたんじゃない? 新婚の頃とか・・・」

「俺が生まれる前 か・・・俺 ほんとに この家に生まれてきたのかな?」

「私かもしれないんだよ」

「おまえは 母さんの子供だよ、だって そっくりじゃないか」

「お兄ちゃんだって」

「そうなんだよな、でも 俺と父さんは おまえと母さんほどじゃないぜ」

「でも それを言い出したら アスカとおばさん あんまり似てないよ

 おじさんとだって・・・ だから 関係ないんじゃない? ひょっとしたら隔世遺伝とか・・・」

「じゃあ 俺達二人ともこの家の子供だったとしたら アスカちゃんは?

『私がいない!』って・・・そう言ってたんだろ?」

「心配?」

「あの子も 妹みたいなもんだからなあ ・・・同じ日に同じ病院で・・・

 まだ連絡無いんだよな?」

「うん」

「明日だな・・・明日調べよう」

「でも 何にも出てこなかったら?」

「心配性だなあレイは それも 明日考えりゃ良いんだよ」

「うん、そうだね・・・お兄ちゃん 私 熱い・・・」

そう言うとレイは急に立ち上がった


〈 ジャバッ!〉


シンジは湯船の中から急に現れたレイの濡れた裸体に胸が〈 ドキン!〉となった

くびれたウエストに続く綺麗に張り出した腰

そして 下腹部からなだらかに盛り上がった若草の丘・・・

薄暗い浴室の中で 濡れた妹の裸体から水滴が肌の上を滑り 滴り落ちる

その一粒 一粒が光を放っているように輝いて見えた

丘から土手に向かって生え揃った 若草は

まるで密林のように黒々と密生していた

そこは 濡れて黒い束となって光り

その長い草丈の先端からポタポタと水滴が滴り落ちている

あまりにも目の前に現れたレイの濡れた腰が その秘部が

まだまだ女体に免疫の無いシンジの胸を高鳴らせる事になった




〈 ポターン! 〉



ゆっくりと水滴の落ちる音が頭に響いたような気がして

シンジには一瞬 スローモーションの画面を見ているように 感じられた





「あっ、あぁ出ようか」

〈 参った・・・脅かすなよ あードキッとした 〉


〈 ジャバッ!〉


シンジも立ち上がり二人は洗い場へと出た

「背中 流してあげる」

垢すりタオルで石鹸を泡立てながらレイが言った

「おっ サンキュー」

シンジが丸い椅子に腰掛けた

「お兄ちゃんの背中流すの 久しぶりだぁ」

レイはシンジの後ろに跪いて 泡立てた垢すりタオルで兄の背中を擦り始めた

「そうだな・・・ああ 気持ち良い!」


「気持ち良い?・・・良かった じゃあ 全部洗ったげる」

「全部って・・・?」

「全部だよ 頭のてっぺんから つま先まで」

そう言うとレイは 壁のレバーをひねって湯を出し シャワーヘッドを手に取ると

シンジに頭からかけた

〈 ジャーッ 〉

勢い良く出始めたシャワーはまだ冷たい水のままだった

「うわっ!」

「ごめん!冷たかった?」

「びっくりしたー レイは見た目よりも豪快な事するなあ」

「ごめん ごめん ふふふっ!」

レイは少しバツが悪そうに笑った

シンジに頭から水を浴びせるとシャワーを床に置き シャンプーのボトルに手を伸ばして

掌に取り出し 泡立てると 両手でシンジの髪を洗い始めた

大量の泡がシンジの頭から流れて落ちた

「おいおい 頼むよ」

「ごめん いつも私が使う分量じゃ多かったね でも だいじょーぶ」

「眼を開けてられないよ」

「眼をつぶるのー そしたら だいじょーぶ」

「そしたら見えないじゃないか」

「見なくて いいのー! さっき いやらしい眼で 私のこと 見たでしょ!」

「いやらしい・・・って そんな事 無いぞ 綺麗な体だったから その・・・」

「その・・・何?」

「ドキッとしたんだ・・・」

「んーもうっ・・・ お兄ちゃんたら 嘘ばっかり」

「嘘なんか 言ってないぞ」

「じゃあ どうしてこんなに なっちゃうの ?」

そう言いながらレイはシンジの股間に手を伸ばした

そして シンジの分身を右手で優しく握った

「あっ!レイ!」

それは 既に 硬く 大きく 成長を始めていた

「またエッチな事考えてたんでしょ 」

そう言いながら レイはシャンプーの泡が付いた手で

シンジのそれを擦り始めた


〈 クチュッ! クチュポッ! クチュポッ! 〉


「ここも 綺麗にしてあげる 」


レイはそう言うと 石鹸を手にとり たっぷりと泡立てて 再び シンジのそれを擦り始めた


〈 クッチュ! クッチュ! クッチュ!〉


「あっ!ぁあっ! ああっ!」

口の中の柔らかな感触よりも 手指の強い刺激にシンジはたまらず声を上げてしまった

〈 クッチュ! クッチュ! クッチュ!〉

「綺麗に・・・なった?」

甘い声で レイが尋ねた

「あっ あっ そんな事したら まっ また・・・」

「だーめ! ここは これで終わりっ」

レイは悪戯っぽく言い放った

もう一度 手の中で石鹸を泡立てるとシンジの肩や脇腹を撫で始めた


「レッ レイ!」


シンジが驚いて声を上げた

柔らかな掌と細く長い指がシンジの体を弄るように撫で始めた・・・

レイの掌はシンジの胸に回り込み スルスルと撫で回し続ける・・・

そして まるで偶然それを見つけたように シンジの乳首を愛撫し始めた

細い指先が シンジの乳輪を 女の子のそれより はるかに小さな乳首ごとクルクルと撫で回し

摘み上げた時には シンジは 再び声を上げた


「あっ!レッ レイッ!」


シンジが声を上げたのには もう一つ理由があった

レイが胸の膨らみをシンジの背中に押し付けてきたのだ

シャンプーの泡と石鹸のヌルヌルとした感触を楽しむかのように

柔らかな二つの胸の膨らみを背中に擦りつけてきたのである

「 どう? 気持ちいい? んっ!」

レイの声が甘く鼻にかかってきている

「んっ! ふんっ! 」

柔らかな乳房とその中心で少し固くなり始めた 二つの突起を 背中に感じて シンジは

たった今 綺麗になったばかリの彼の分身が 破裂しそうな勢いで硬く大きくなってしまった


「・・・ はぁ はぁ 私 エッチな女の子に なっちゃいそう・・・はぁ はぁ

  おにいちゃんは エッチな子は 嫌い?・・・」


「俺は・・・恥かしがり屋のレイも好きだけど、

 もっと もっと いやらしくなって欲しいな・・・

 エッチなレイも見てみたい でないと 俺一人だけがいやらしいなんて かっこ悪いじゃないか」



「今夜は いいよね ・・・ちょっとぐらい エッチになっても 」


レイは後ろからシンジの首に腕をまわして 耳元で小さく囁いた

だが それは自分に言い聞かせるためでもあった


レイは 引っ込み思案で 慎重な性格であるが ある一定の壁を越えると

とことん突き抜けるタイプなのだろう それは母 ミサトによく似ていた

二人とも 『許されない恋』と思い悩んでいたが

一度 壁を突き抜けると もう止める事など出来なかった

制御不能に陥り 暴走を始めるかもしれない そう、今夜に限っては・・・



「ああっ なんたって新婚さんだからな」

「フフッ!そうだね 新婚さんだよね」

二人は体を密着させたまま 深く微笑んでいた


「こんな事してたら また転ぶかな?」

独り言のようにレイが呟いた

「で、悪いのは 俺?」

「そうだよ 悪いのは いつも お・に・い・ちゃ・ん フフッ!」

「そんなこと言ってると虐めるぞっ」



そう言いながらシンジは 頭からシャンプーの泡が垂れて

目に入らぬように 額から後ろへ掌で撫で付けた


泡のついた両手を体の後ろへ回しレイの身体を触りだした

くびれたウエストから張り出した腰へ そしてもっと手を伸ばし丸く綺麗な尻の膨らみへと


「やーんっ せっかく 眼をつぶってて もらったのにぃ」


レイは身体をくねらせて抵抗した、でもそれは本気の抵抗ではない

甘く鼻にかかった声がそれを表していた


「仕返しだよ」

「だめぇ~ン」

レイは壁を突き抜け『 エッチな女の子 』に成り始めていた