連続官能小説 女友達 (Girlfriend)
第三十五章
雷鳴再び・・・②。
泉から湧き出てくる水を飲み干すように、蜜壺から溢れ出てくる 花の蜜を
一滴も逃がすまいとでもするかのように シンジは一心に舐め続けた。
〈 俺・・・レイの・・・此処を・・・レイの奴が こんなに 大人だった なんて
・・・ああ もうだめだ、俺、おかしくなりそうだ 。〉
〈チュパッ、チュパッ、ジュルッ、ジュルッ 〉
「あっ、あっ、あっ、ああっ!」
レイはシーツを鷲づかみにし、大きく背中を仰け反らしてそれに耐えていた。
シンジは顎が少しだるくなり始めて、やっとその愛撫からレイを解放した・・・。
だがそれは次のステップに進むためでもあった。
シンジは顔を上げると四つん這いのまま レイの頭越しに ベッドの枕もとの小物入れの引出しを開けると
小さなビニールの袋を取り出した。
友人のケンスケがシンジに無理やり押し付けたそれは 彼曰く 携帯するのが
いわゆる「 男の嗜み 」らしい、 避妊具 [ コンドーム ] だった。
〈 ケンスケに感謝しないとな、もらっといて 良かったぁー 〉
12枚 もらった〈 コンドーム 〉の既に5枚は着ける練習の為に使っていた。
〈 着け方は練習したから ・・・・大丈夫・・・だよなっ!・・・。〉
『 女の子の前でモタモタしないように練習しておけよ、しらけちまうぜ! 』
友人のケンスケにそう言われたことを シンジは思い出していた。
はやる気持ちを抑える為に「フーッ」と一息大きく息を吐いた。
袋を開け 練習の時より少しモタモタしながら、何とかそれを彼の分身に被せることが出来た。
そして レイの両脚の膝を立てさせその両脚の間に自分の体を進ませた。
愛撫によって開き始めた花びらの蜜壺の入り口を確認するように押し当て何度も先端を擦りつけた。
「あっ、だめ! 赤ちゃんが出来ちゃうよ~。」
「大丈夫だよ、今つけたから・・・いくよっ、レイ・・・。」
「・・・うっ うんっ・・・。」
〈 お兄ちゃん・・・そんなの用意してたなんて・・・。〉
レイは恥かしさと嬉しさの入り混じった複雑な表情で小さく頷いた。
「好きだよ・・・レイ・・・。」
シンジはゆっくりと身体を前に進め その 暖かく柔らかな レイの中に入っていった・・・。
〈 ヌプッ!〉
「うわっ! 柔らかい・・・着けててもこんなに気持ちいいなんて・・・。」
シンジがレイの奥へと進んでゆくと、突然。
「 痛っ!」
レイの顔が苦痛に歪んだ。
「あっ、ごめんよ、痛かったのか?」
シンジは途中でその動きを止めた。
「大丈夫、少し痛かっただけ・・・もう平気、大丈夫・・・。」
苦痛に歪んでいた顔が笑みに変わり、シンジは少し安心した。
シンジが動かし始めた、入り口の近くをゆっくりと・・・。
そして少しずつ 少しずつ奥への侵入を試みた・・・。
〈 ギッ、 ギッ、 ギッ、 ギッ 〉
「あっ! あっ! あっ! あっ!」
シンジの腰が動くたびに、ベッドがきしみ、レイは声を上げていた。
アスカから貰った〈 ボーイフレンド 〉とは少し違っていた。
〈 ああっ! お兄ちゃんの・・・違う・・・私の中・・・いっぱい・・・。
ああっ! 感じちゃう!・・・お兄ちゃん!・・・好き!・・・ 〉
〈 ギッ、 ギッ、 ギシッ、 ギシッ 〉
〈 クチュッ!クチュッ!クチュッ!クチュッ! 〉
そしてシンジが 一番奥深くまで進み、奥の扉を 〈 ズン!ズン! 〉と攻めたてると、
「アアーッ! アーッ!!」
その始めての感覚にレイは声を荒げて喘いでいた・・・。
〈 ボーイフレンド 〉では一番奥までは届いていなかったのである。
〈 ・・・イヤッ・・・凄く・・感じちゃう・・・感じちゃうよ・・・お兄ちゃん!・・ああっ! 〉
今までとは違うレイの喘ぎ声にシンジの興奮はさらに高まっていった。
〈 レイ・・・最高だ!・・・最高だよレイ・・・ああっ・・・気持ちいいっ! もう いきそうになってきた! 〉
〈 ギシッ、 ギシッ、 ギシッ、 ギシッ 〉
ベッドのきしみが徐々に大きくなっていった。
〈 クチュ! クチュ! クチュ! クチュ! 〉
シンジはレイを攻めれば攻めるほど 自分もいきそうになる
その快感に必死で耐えながら 深く より深く、早く より早く
腰を動かし続けていた・・・。
〈 ギシ、ギシ、ギシ、ギシ、 ギシッ!ギシッ! 〉
「アッ!アッ!アッ!アッ! アーッ! アアーッ!!」
レイも初めて味わうその感覚に我を忘れて喘ぎ、シンジにしがみついていた。
〈 ギシ、ギシ、ギシ、ギシ、 ギシッ !ギシッ! 〉
「アッ!アッ!アッ!アッ! アーッ! アアーッ!!」
「ハアッ、ハアッ、ウッ・・レイ・・・俺、もういきそうだ!」
「・・・私も・・アッ!・・いっちゃい・・そう・・アアッ!」
「一緒に・・いこう・・レイ!・・ウッ・・」
「・・うんっ!・・アアッ!」
〈 ギシ、ギシ、ギシ、ギシ、ギシッ! 〉
「アッ! アッ! アッ! アッ! アッ!」
「アァーーーーッ!」
「ウッ! もうだめだ・・・イ・・・ク・・・!」
〈 ドクン! ドク! ドクン! 〉
レイの中・・・その奥深くでシンジは果てた・・・。
シンジのその分身の最後の膨らみを感じながらレイも登りつめていた・・・。
「ハア、ハア、ハア、ハア、ハア、」
「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、」
重なり合ったまま、二人は激しく肩で息をしていた・・・。
シンジには夢のような初体験であった・・・。
レイにとっても異性とは初体験である・・・。
ずっとそうしたい、そうなりたいと思っていた相手との
思いがけず訪れた偶然がもたらした体験・・・。
二人にとってこれほど大きな快感は始めての体験だった。
心の奥の気がかりなことは忘れたふりをして しばらく動かずに
お互いの肌のぬくもりを感じていた・・・。
お読みくださってありがとうございます・・・続きをお楽しみに・・・。
(執事:セバスチャン)
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