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女友達 第十一章

   

   連続官能小説  女友達 (Girlfriend)


       第十一章 


          恋心・・・。



 二人とも、かなり酔っていた。

どちらからともなくベッドに誘っていた。

ベッドの上で横になりお互いの顔を見つめ合っていた。

愛し合う男女のように長い間抱き合っていた。

レイは泣いていた、やはり心の傷は深かったようだ。

悲しそうな顔を、涙を、見るたびに

レイに対する愛しさがこみ上げてくるアスカだった。




〈 どうしよう? やっぱり私、レイに恋してるんだわ、

こんな気持ち初めて! 一体どうしたらいいの?

女の子同士なのに! このまま気持ちをぶつけてもいいの?

レイを苦しめちゃうのかな? 誰か教えて? 神様教えて?  

いいよね? 私レイを愛してもいいよね? 苦しいの!

        誰か助けて! 〉




アスカは心の中でそう叫んでいた、

でも本当は、大きな声を上げて叫びたかった。




「アスカ・・アスカ、優しいのね・・

   優しくしてくれるのね、・・・。

   そばにいて・・・ずっと私のそばにいて・・・ 

         離れないで・・・抱きしめていて・・・」



レイがアスカにそう囁きかけた。 


その細く長い指でアスカの流れ出た涙を拭ってくれた。

アスカも同じようにレイの涙を拭った。



アスカはレイの顔を覗き込んだ、そして尋ねた。


「今、 聞いたんだよ、神様に聞いてみたんだよ!

レイを愛してもいいですかって、 

レイの事を苦しめますか?って」



レイは首を振りながら恥ずかしそうに微笑んだ、

そして 目をつぶり 少し唇を突き出してきた。

キスを求めていることが、アスカにもはっきりとわかった。

アスカはレイの薔薇の蕾のような唇に口づけした。






 お読みくださってありがとうございます・・・続きをお楽しみに・・・。
              (執事:セバスチャン)