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女友達 第十章

  


連続官能小説  女友達 (Girlfriend)


    第十章 

       傷心・・・。


 

 「洗いっこ しようか?」

気分を変えようとアスカがレイに尋ねた。

「うん、私もアスカのこと洗ってあげる。」

無理に明るくレイも答えた。

浴室の洗い場で二人はボディーシャンプーを泡立て

お互いの体に塗リあって抱き合い

そのつるつるとした感触を楽しんだあと 

お互いを手のひらで洗い始めた。



「・・ガマン大会だね・・・。」 

少し目の色が変わってきたレイ。


「・・・うんっ・・」 

もう目が虚ろな アスカ。


「・・・感じちゃいそう・・・」 

歯を食いしばって 耐えている レイ。


「・・・うっ・うんっ・・・」 

もうアスカは時間の問題だ。


向かい合って、お互いの乳房を洗いあっていた。

レイの手のひらが下に降り、

アスカのそのなだらかな丘の若草の茂みから 花弁を撫でまわしたとき、

「あっ、だめ・・・」

そう言ってアスカはヘナヘナと

手を付きしゃがんでしまった。

それはより一層 花弁をむき出しにすることになった。

すでに先ほどから開きかけた花弁に 

手のひらの泡をレイがゆっくりと丹念に撫で付けた

「アッ、アーンッ」 甘い声が漏れ、浴室に響いた。

普段は男言葉になる事が多いアスカだが

彼女が感じている時のその喘ぎ声は

少し ハスキーな声も伴って、大変に女っぽく

色気を感じさせるものであった、いわゆる

ツンデレ の類(たぐい)といっても良いであろう。


「私の勝ち!」


レイが少し得意げに微笑んだ。


「ずるいよー、レイ~」

アスカは切なそうに 訴えていた。






もう一度 二人で湯船に浸かった。

レイの背中に密着したアスカは

空いている両手でレイの乳房を揉み始めた、

そして両方の乳首を指でつまんだ。

いつもなら少し埋もれているはずだが、

そこは先ほどからの泡による攻撃で既に硬く尖っていた


「ああっ そこはだめっ ずるいよー。」

甘く、切ない声でレイが訴えた。


「さっきの仕返しだよ」 

 男の子のようにアスカが答えた。 


こんなやりとりが一時間近く続いた。



「フーッ」

「ハァー」

「のぼせそう・・・」

「熱いね・・・」


二人とも体中 真っ赤になって浴室から出てきた。

だが赤くなっているにはお湯のせいだけでは無かった、

体の芯が火照っているのが二人には解っていた。



「飲む?」 

嬉しそうに尋ねるアスカ。 


「うん!飲みたい」 

レイも嬉しそうに答えた。 


「どっちにする?」 

レイのそばにより顔を覗き込むアスカ。


「今日はチュウハイにしてみようかなー・・・

              酔いたいの・・・」 


大人びた声でレイが言った。


「両方飲んでもいいよ、酔わせてあげる・・私が・・。」

 アスカはレイを軽く抱きしめた


「じゃあビール飲んでから ・・・チュウハイね・・・」

 レイは少しだけ心配そうな声に変わった。


「ほんとに大丈夫?」

アスカは心配そうに尋ねた、そして抱きしめた手に力を込めた。


「酔ったら介抱してね・・・。」

甘えた声でレイが囁いた。



昨晩と同じように二人は腰に手を当てて缶ビールを飲んだ。


「でもどうして 腰に手を当てるの?」

笑いながら尋ねるレイ。

「おじさんが駅のキオスクでさー 」

アスカの顔も笑っている。

「あっ! そうだよねっ!」

急に真顔になるレイ。

「決まりなんだよ」

再び笑い出すアスカ。

「決まりなのね」

笑いながら納得した顔のレイ。


お互い見つめ合って もう一度笑った。

何気ない会話の中で アスカは幸せを感じていた、

一度失ったはずのレイが隣に居てくれる。


レイの心の傷が少し心配ではあったが、

自分を頼りに・・・、必要としてくれていると感じていた。

それはアスカにとってこの上ない喜びだった。



 お読みくださってありがとうございます・・・続きをお楽しみに・・・。
              (執事:セバスチャン)