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連続官能小説 女友達 (Girlfriend)
第十三章
困惑・・・。
二人はベッドの上で抱き合っていた・・・。
どれぐらい経っただろう・・・、長かったのか、すぐだったのか・・。
感覚が麻痺しているようだった・・・。
「私たち・・・、どうなっちゃうの・・?」
思いつめたようにレイが ポツリと呟いた。
「心配?」
大人びた声でアスカが尋ねた。
「だって、二人とも女の子なんだよ・・・、女の子同士なんだよ!」
「怖いの・・・。このまま どんどん、好きになっちゃいそうで・・・ 怖い!」
アスカの胸に顔をうずめながらレイが呟いた。
「私のこと?・・・それとも女の子二人でこうしてること?」
レイの頭越しに遠くを見つめながらアスカが囁いた。
「アスカとこうしてる事だよぉ・・・」
アスカの目をじっと見つめながら、
少し困ったような、甘えたような声でレイが囁いた。
「どっちもって事?、私ね・・・レイ・・・」
〈プルルルル・・・・プルルルル・・・・〉
レイの携帯電話が鳴り響いた。
〈プルルルル・・・・プルルルル・・・・〉
「お母さん・・・。」
「出ないの? 」
「出たくない。」
「私が出るよ。」
アスカはそう言ってレイから携帯を取り上げた。
〈・・・ピッ・・・〉
●「もしもし・・レイ・・・」●
「あっ、おばさん・・・こんばんわ、私・・アスカだよ、
レイ 今お風呂なの・・。何? 急用?」
レイを見ながらそう言うと口の前に人差し指を立ててレイを静止した。
●「あゝ、アスカちゃん・・。いつも ごめんなさいね レイが・・・。」
急用って事じゃないのよ、レイ、今日もそっちに泊めてもらうのよね?」●
「うんっ・・ そうだよ、今日も泊まってもらうつもり・・
でも 珍しいね、おばさんが電話してくるなんて・・・。」
じっとレイの目を見ながら話すアスカ。
●「今日は一人だから ありあわせで済まそうと思って・・。
急に帰ってきて『お腹すいた~。』って言われると困るから・・・。
そういう母親のご飯の支度の都合よ。」●
「一人って シンジ君は?」
不思議そうにアスカが尋ねた。
●「あゝ あの子もお友達の家に泊めてもらうんだって・・・。
昨日からいないのよ。」●
「昨日からいないの、あっ・・ そうなんだ・・。じゃあ おばさん一人なんだ?」
●「そうなのよ、だから お茶漬けで済まそうかと思って・・。」●
「一人だったら出前でお寿司でもとっちゃえば? 特上握りとか?」
笑顔で話すアスカ。
「ねぇ おばさん、今度そっちで泊めてもらっていい?」
●「もちろん いいわよ、小さいときは しょっちゅう泊まりに来てくれてたものねぇ・・。」●
「そうそう、うちのお母さんまで一緒にね」
●「あなたのお母さんとは長い付き合いなのよ・・・あなたたちが生まれる・・・・」
「生まれる前からの友達・・・だよねっ!」
アスカが笑いながら途中から声を揃えてそう言った。
「じゃあ、試験が終わって休みになったら・・ね。」
●「そうね、試験が終わってからね・・ゆっくり 羽伸ばしにいらっしゃい。」●
「うんっ、じゃあ ゆっくり おばさんに甘えに行きます、じゃあね おばさん・・・。
あっ、そうだ レイに電話させなくても いい?」
●「うん いいわよ・・・じゃあね アスカちゃん。」●
「うん・・・じゃあね おばさん。」
〈・・・ピッ・・・ パチンッ〉
「おばさん一人だって・・・。」
アスカは首をかしげながらレイに携帯電話を返した。
お読みくださってありがとうございます・・・続きをお楽しみに・・・。
(執事:セバスチャン)
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