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女友達 第十五章

   


連続官能小説  女友達 (Girlfriend)



     第十五章 


          懇願・・・。






「アスカ・・・ダメだよ~・・もう私・・おかしくなっちゃうよ~。」


レイはアスカに少し待ってくれるように懇願したが、アスカはその手を緩めない

そればかりか 例の箱の中からボーイフレンドを呼び出してきた。

もうレイは十分に濡れていたので唾液でベトベトにする必用もなかった。

最初はスイッチを入れずにそのまま 若草の土手に咲いている花のところへ・・・

つい先日まではまだ硬い蕾であったが今はアスカによって充分に開花していた。

アスカの愛撫によってもう花びらは膨らみ 少し開き始めている。


〈 クチュッ!  クチュッ! 〉


「あっあっ  ああ~っ」


入口のところでゆっくりと もてあそばれると 自分から大きく足を広げていた。


〈 クチュッ! クチュッ! クチュッ! クチュッ! 〉


アスカの手の動きが早くなるにつれ 腰を突き上げ甲高い声を発していた。


「あんっ! あんっ! ああっ!」


  〈 プチッ 〉アスカがスイッチを入れた。


  〈 ビィーン 〉バイブが振動を始めたそして・・・。


  〈 プチッ 〉もうひとつのスイッチが入れられた、バイブはくねくねと踊りだした。


  〈 ウイー ウイーン ウイー ウイーン ウイー ウイーン 〉


それを ゆっくりとレイの花の蜜壷の奥深くへと・・・。


  〈 ヌプッ! クチュ!クチュ!クチュ!〉


 〈 ウイー ウイーン ウイー ウイーン ウイー ウイーン 〉


バイブの振動とくねくねとした動きにレイはもう我を忘れていた。

シーツを鷲掴みにし 声も かれんばかりに喘いでいた。

「ああっ ああっ ああっ あああああーっ」

〈 こんなに感じちゃうなんて・・・私・・だめ・・もうだめ・・・

 ああっ・・イ・ク・・イ・・ク・・イっ・・ちゃう・・・。〉

「ああああああああーっ」

ひときわ大きな声を上げてレイは絶頂を迎えた。

首を大きく反らせて頭のてっぺんがベッドに付くほどだった。

最初の頃とは くらべものに ならないぐらい、大きな快感のうねりが

レイを包んでいた。

「はあ はあ はあ 」

肩で息をしながらレイは戸惑っていた。

〈 もう駄目、私、おかしくなっちゃう・・・。〉


アスカがそっと抱きしめ 頭を撫でていた・・・。


「アスカ どうして・・・どうして? こんなに上手なの?

  私、おかしくなっちゃう!・・・どうしよう・・・やっぱり変だよね・・・。」


「大丈夫だよ レイ・・・、大丈夫。」


「だって、違うんだよ・・・最初と・・・

   すんごく いっぱい感じちゃうんだもん 

     ほんとにどこか遠いところへ吹っ飛んじゃった感じなんだよ・・・」



「私も さっき 世界の果てまで行ってきたんだよ・・・だから、大丈夫」

 アスカは笑いながらそう言った。

「女はね、だんだん良くなるんだって・・・ 山に登るとするじゃない?

 その時にね、最初に登った山を全部 降りてしまう前に 次の山に登るんだって

  そうすると最初の山よりはるかに高い所へ行けるんだって・・・。」


「じゃあ 私 今のは二つ目の山だったって事?」


「多分ね、まださっきの山を降りきってなかったんだよ。」


「じゃあ、例えば・・・次に三つ目の山に登れば・・・。」


「宇宙の果てまでいけるかもね!」


そう言ってアスカはふざけてレイの鼻をつまんだ。


「なんだかちょっと怖いな・・、あ、そうだ、アスカは初めての時、どうだった?

  気持ちよかった?」


「 私? それがさー 今考えるとひどい男でさー 腹立つんだよねー

 全然 優しくなかったんだよー ひどいよー 痛いだけだったんだー

 こっちは初めてだっていうのに、バイブ使って変なポーズ取らせたり、

 フェラチオさせられたり・・・アゴが痛くなるぐらい・・・。

 それでも好きだって思ってたから・・でも 何回目かの時、ビデオに撮るって

 言うんだよ・・・。ひっぱたいて帰ってきちゃったよ・・・。

 これはその時 ヤツから取り上げたんだよ・・・。」


 とバイブを指差した。


「だから二人もボーイフレンドが居るのね」


「モテモテでしょ・・・羨ましい?」


「知らないっ・・・。でも一人は欲しいな・・・ボーイフレンド・・・。」


「一人あげようか?フェラチオも練習しないといけないしね!」


「しないよ そんな事 ! やっぱり いい、そんなことしたら眠れなくなっちゃう・・・。」


「みんな 覚え始めはそうなんだよ・・・。男の子なんて・・・。」


「男の子なんて?」


「猿みたいにやりまくるんだって・・・。」


「えぇーっそうなの?、でも猿って?」


「聞いた話なんだけど・・・猿にね オナニーを教えるんだって

 そしたら、死ぬまでやり続けるんだって・・・。」

「えぇーっ でも死ぬまでって・・・。」

「男の子も覚え始めはそうなんだって、猿なみだって・・・。」

「・・・・・。」

 レイは呆気にとられて言葉が出なかった。

「お兄ちゃんも・・・そうなのかな?」

「シンジ君? ちょっと想像できないけど 案外そうかもね!

   レイはやっぱりお兄ちゃんが好きなんだよね・・・。」

「でもアスかと・・・」

「私と?」

「アスカと一緒にいると男の人を愛せなく なっちゃいそうで・・・

  でもアスカと一緒にいたいの・・・。」

「でもお兄ちゃんも好きだと・・・?」

「うん・・・。」

「どうすればいい? アスカ?」

「何もしなくていいよ!レイ。」

「えっ!」


「今のままでいいんだよ・・・、今のままで・・・

   レイはさー、アイスとチョコ どっちが好き?」


「どっちって そんなの選べないよ、どっちも大好き!」


「じゃあ、コンサートと映画は?」


「ウーン・・・駄目・・・選べないな・・・。」


「じゃあ、私とシンジ君は?」


「あっ!!!!!」


「そうだよ!選ばなくてもいいんだよ! どっちも 好きでいいんだよ・・・。」


「そうなの! そうなんだ! そうだよね! そうなんだよね!!」


レイの顔がパーッと明るくなった。


「アスカ大好き!」


そう言ってレイはアスカを抱きしめた。





 お読みくださってありがとうございます・・・続きをお楽しみに・・・。
              (執事:セバスチャン)