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連続官能小説 女友達 (Girlfriend)
第十九章
女心・・・。
「ハアー ハアー ハアー ハアー・・・」
「はあっ はあー はあー はあ・・」
二人の荒い吐息だけが部屋に響いていた・・・。
「義姉さん・・・俺・・・。」
「いいの・・・何も言わないで・・・。」
リョウジはゆっくりと身体を放そうとした。
ミサトは慌ててソファーの前のテーブルの下のマガジンスペースに置いてあった
ティッシュペーパーの箱を引き寄せ数枚を引き抜きリョウジに手渡した
そして自分でも数枚を手にとり流れ出てくるリョウジの物をふき取った。
久しく忘れていた身体の奥がヌルッとする感覚・・・。
ミサトは母親から女に変わっていた・・・。
「リョウジさん・・・びしょ濡れじゃない・・・?」
「来る途中 急に降られちゃって・・・。」
「すぐ お風呂用意しますね・・・。」
背中を向け、下着を着けながらミサトが小さな声で言った。
「俺・・・義姉さんに・・・本気だから・・・!」
ブラウスを着ているミサトの後ろからリョウジはミサトを抱きしめた。
「お風呂に入って・・・、お夕食用意しますから・・ゆっくりしていってください・・・
今日はあの子達・・・お友達の所に行ってて・・・ 帰って来ないの・・・。」
ミサトはリョウジに背中を向けたまま、うつむきながら呟いた・・・。
リョウジが風呂に入っている間に、ミサトは近所のコンビニへ買い物に出かけた、
男性用の下着と冷えたビール、おつまみなど数点を買った。
帰りがけ、コンビニのガラスに映る 髪を直す自分の姿に・・・
「・・・いやだ・・・私・・・浮かれてる・・・
こんなにウキウキしてるなんて・・・女って・・・いやっ・・・」
それでも上気してくる顔を抑えることも出来ないミサトだった・・・。
「下着、置いておきますね 」
風呂に入っているリョウジに声を掛け、新しい下着と
シンジのスウェットスーツを脱衣場に置くと、
キッチンに戻り 携帯電話を取り出しレイに掛けていた・・・。
〈 カチャッ・・・ピッ 〉
〈プルルルー プルルルー プルルルー プルルルー プルルルー 〉
「もしもし・・レイ・・・」
●「あっ、おばさん・・・こんばんわ、私・・アスカだよ、
レイ 今お風呂なの・・。何? 急用?」 ●
「あゝ、アスカちゃん・・。いつも ごめんなさいね レイが・・・。」
急用って事じゃないのよ、レイ、今日もそっちに泊めてもらうのよね?」
●「うんっ・・ そうだよ、今日も泊まってもらうつもり・・
でも 珍しいね、おばさんが電話してくるなんて・・・」 ●
「今日は一人だから ありあわせで済まそうと思って・・。
急に帰ってきて『お腹すいた~。』って言われると困るから・・・。
そういう母親のご飯の支度の都合よ 」
●「一人って シンジ君は?」 ●
「あゝ あの子もお友達の家に泊めてもらうんだって・・・。
昨日からいないのよ 」
●「昨日からいないの、あっ・・そうなんだ・・じゃあ おばさん一人なんだ?」●
「そうなのよ、だから お茶漬けで済まそうかと思って・・・」
●「一人だったら出前でお寿司でもとっちゃえば? 特上握りとか?」●
●「ねぇ おばさん、今度そっちで泊めてもらっていい?」●
「もちろん いいわよ、小さいときは しょっちゅう泊まりに来てくれてたものねぇ・・・」
●「そうそう、うちのお母さんまで一緒にね」●
「あなたのお母さんとは長い付き合いなのよ・・・あなたたちが生まれる前からの・・・」
●「・・・生まれる前からの友達・・・だよねっ!」●
アスカが笑いながら途中から声を揃えてそう言った。
●「じゃあ、試験が終わって休みになったら・・ね 」●
「そうね、試験が終わってからね・・ゆっくり 羽伸ばしにいらっしゃい。」
●「うんっ、じゃあ ゆっくり おばさんに甘えに行きます、じゃあね おばさん・・・
あっ、そうだ レイに電話させなくても いい?」●
「うん いいわよ・・・じゃあね アスカちゃん 」
●「うん・・・じゃあね おばさん 」●
〈・・・ピッ・・・ パチンッ 〉
〈 じゃあね おばさん・・・か・・・アスカ・・・あの子・・・〉.
携帯の待受け画面の画像を見つめるミサトだった。小さいころのシンジ、レイ、そしてアスカが
並んで笑っている写真だった。
お読みくださってありがとうございます・・・続きをお楽しみに・・・。
(執事:セバスチャン)
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