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女友達 第二十六章

  連続官能小説  女友達 (Girlfriend)





      第二十六章 


           二匹の猿・・・。






  〈 ・・・そうだよ、俺たち 本当の兄妹じゃ ないんだよ!でも、そうすると

レイか俺のどちらかが この家の本当の子供じゃないって事 ?

それとも二人共って事もあり得るのか・・・?レイは知っているんだろうか?

あの電話の日の頃から何となく よそよそしい感じがするんだけど・・・?

どうすればいい・・・いったいどうすれば・・・? 〉


 〈 ・・・そういえば 母さんの電話の相手は神戸のおじさんみたいだったな

      おじさんは知っているのか・・・? 〉


 〈 ・・・レイは母さん似だし・・・俺は死んだ父さん似で、いとこのカヲル君

      とも似てる・・・一体どうなってるのか・・・わからない・・・わからないよ! 〉

       

シンジは自分の部屋のベッドの上でずっとそんなことを考えていた・・・。




一方、レイも 入浴を済ませて自分の部屋に戻り

ベッドの上に寝転がって 半年前の電話の事を思い出していた・・・。



 〈 お兄ちゃんは知ってるのかな・・・? 

あの頃から何となく冷たい感じがするんだけどな・・・。

私、どうしたらいいのかな・・・? 

もしお兄ちゃんに告白して相手にしてもらえなかったら・・・? 惨めだよね・・・!

万が一 私のことを好きだとしても・・・普通のカップルには成れないよね・・・

でもお兄ちゃんと・・・。 お兄ちゃんと・・・。 

いやだ!私 何考えてるんだろう!Hな事 想像するなんて・・・! 〉


レイはシンジに抱きしめられ、キスされている自分を想像して顔を赤らめ、

肢体が熱くなってくるのを感じていた・・・。

目を閉じると自然にその続きが・・・シンジの唇が首筋ヘ・・・そして乳房を揉まれ、

ショーツの上からレイの一番大事な所へと・・・。

アスカとの経験で想像は生々しいものになっていた。

レイの手は自然に胸に伸びていったそしてゆっくり乳房を揉み始めた・・・。


 〈 いやだ・・・!私 このままだとお猿になっちゃいそう・・・! 

    でも・・・でも止められない・・・!止められないよう! 〉


 レイの指が乳首を摘み指先でコロコロと転がす・・・。


     「あっ・・・。」


思わず声が洩れてしまった、片方の手で口を押さえた、もう片方の手は

胸からパジャマのズボンの中に移動していた・・・。

足をゆっくり開きショーツの上からゆっくりと撫でまわし始めた・・・。

その手が兄の・・・シンジの手だと想像しながら・・・。


     「ああっ!・・・」


声を・・・口を塞ぎきれない・・・。

レイは枕に顔を強く押し当てて声を殺した・・・。


    「はうーん、 うぅーん、」


手は既にショーツの下に滑り込んでいた・・・。

レイの指が直接クリトリスを撫でまわし始めた・・・。

最初はそっと・・・、そして段々と激しく・・・。


   「お兄ちゃん・・・! お兄ちゃん・・・!」


レイは声が洩れないように枕に強く口を押し当たまま、そう叫んでいた・・・。

  そうすれば聞こえない・・・声は洩れないと思っていた・・・。その時・・・。


  〈 まあ、考えてもしょうがない!風呂にでも入るか!〉


シンジが風呂に入ろうと部屋から出てきた、そしてレイの部屋の前を通り過ぎた時

部屋から変な声がするのが聞こえた・・・。


  〈 んっ! 何だ! 〉


シンジは一瞬迷ったが 思い切ってドアを少しだけ そっと開けてみた・・・。

隙間から中を覗いて、自分の目を疑った!


 〈 えっ!うそだろっ! レイ・・・レイの奴、オナニーしてるっ! 〉


信じられない光景を目の当たりにしてシンジは暫く動けずにいた・・・。

暫らくして 我に返り、気付かれぬようにそっとドアを閉めた・・・。



〈 ・・・どうしよう! 見てしまった! でもレイが・・・レイがあんな事するなんて・・・! 〉


シンジは頭に血が上っていた、そしてたった今見た光景を思い出し

もう一人の自分が痛いほど膨らんでいるのを感じていた。

シンジは脱衣場で服を脱ぎ、前の部分が濡れているのをごまかすように

ブリーフを小さく丸めて脱衣カゴの底に隠すように入れた。

そして風呂に入るなり 小さな椅子に腰掛けて石鹸を手にとり泡立てると

その掌の泡で、痛いほど膨らんでカチンカチンに成っている彼自身を擦り始めた・・・。



頭の中はさっきのレイの事で一杯だった。

ベッドの上で大きく足を広げ激しく手を動かしていた レイ・・・。

枕を抱え 強く顔を押し当て何か叫ぶようにうめいていた レイ・・・。


〈 お兄ちゃんって聞こえたのは・・・

 まさか、気のせいだよな・・でも、もしそうなら・・・? 〉


手を激しく動かしながらレイの事を考えていた。


    「ふんっ! はあっ!」


シンジも思わず声を出してしまった。


    「ああっ・・・レイッ!」


 〈 ピュッ!(ドクン ドクンッ)ビュッ !〉


堪えきれず絶頂を迎えたシンジは白い液でその手を汚していた・・・。




 お読みくださってありがとうございます・・・続きをお楽しみに・・・。
              (執事:セバスチャン)


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